カーリースは走行制限なしプランで安心?距離を気にせず乗る2つの選定基準をシンプルに解説!

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カーリースの走行距離制限なしってどんなプラン?

カーリースには契約している期間に走行できる距離の制限があります。これは何のためにあるの?

もし走行制限を超えてしまうと追加料金が発生するリスクもあり利用をためらう理由の1つとして多くの人が不安に感じているようです。私も同じようなことを思っていました。

走行制限のことが気になって、車に乗る制限がかかるのはストレスですよね。

カーリースを提供している会社では一部の条件を満たすことで走行制限なしプランを用意している場合もあります。カーリース契約した後に、こんなプランもあったのかと後悔しないためにも、ぜひこの記事を読んで正しい知識を身につけておくことをおすすめします。

この記事ではカーリース会社の提供サービスである”走行制限なし”プランがどのようなサービスか詳しく解説をしていきます。

この記事を読んでわかること
  • 一般的なサービスプランの「走行距離制限」とは何かを知る。
  • 走行距離制限をなしにするために、必要な条件設定は何かを理解できる。
  • 2つの選定基準を確認することで、走行距離制限なしがあなたに適したものかを判断できます。

2つの選定基準からシンプルに判断!最適な走行制限プランの選び方

カーリースを選ぶ際にまず迷うのが「走行距離制限がある通常プラン」が良いのか、それとも「走行距離制限なしプラン」にすべきかという点です。

その場合、以下の2つの選定基準を明確にすると、シンプルでわかりやすいプラン選びができます。

  • 契約期間】:その車に7年以上乗るか?
  • 走行距離】:月に1500km以上乗るか?

この2つが明確に設定できると、走行距離制限プランを選ぶときにもグッと具体性が増します。

その理由をこれから解説していきます。

選定基準①:契約期間】その車に7年以上乗るか?

新車カーリースの契約期間は3年・5年・7年といった区切りを用いることが一般的で、7年契約というのは車検2回分(3年目と5年目)を契約期間まで含められているプランです。

なぜこの7年という契約期間が走行距離制限と重要な関わりがあるのか理由を説明します。

7年契約が走行距離制限と重要な関わりがある理由
  • 7年以上の契約プランに「走行距離制限なし」の選択項目が追加される
  • リース会社にとって7年契約は車両コストを回収しきる目安となっているから

 なぜ、7年以上の契約プランに「走行距離制限なし」の選択項目が追加されるのかというと、車にとって7年はコスト面で大きな転換点になっているからです。まず減価償却の観点では、自動車(乗用車)の法定耐用年数は6年と定められており​、購入後6年間で帳簿価額上は価値がゼロになる計算です。

車種によりますが、新車価格に対する残価率は一般に3年で50~60%、5年で約40%前後に落ち、7年ではさらに低下します(人気車でも多くは3割以下)。​つまり7年間で車両価値の大半が目減りするため、リース会社にとって7年契約は車両コストを回収しきる目安となっているからです。

りょう

7年経った車の価値はギリギリ残っているかどうかなので、リース会社にとっては契約満了時の走行距離はあまり重要ではなくなっているということですね。

選定基準②:【走行距離】月に1500km以上乗るか?

 カーリースの走行距離制限は1ヶ月に500km・1000km・1500kmをそれぞれ上限としたプランを設けていることが一般的です。あなたのご家庭では月々でどの程度走行するのかを考えてみてください。想定する距離に応じて最適なプランを選ぶことで月額の支払いを安く抑えることができます。

なぜこの1500kmという走行距離制限と重要な指標となるのか理由を説明します

1500kmという走行距離制限が重要な指標となる理由
  • リース会社が契約終了時の車両の残存価値(残価)を守るため
  • メーカー保証の上限(100,000km)を超えない範囲で、リース契約期間と走行距離を設定する基準として1,500kmの制限を設けている

日本のドライバーが1ヶ月に車で走行する距離は500~800km(年間で6,000~約10,000km)が一般的と言われていて、1,500kmという走行距離上限はその約2~3倍ものゆとりがあります。

そしてリース会社が走行距離に上限を設ける最大の理由は、契約終了時の車両の残存価値(残価)を守るためです。

リース契約はあらかじめ数年後の車の下取り価値(残価)を想定して、リース月額料金を設定しているため走行距離が多いと車の価値(査定額)が下がってしまいます。

もう一つ、車にはメーカー保証(一般保証と特別保証)という設定があり、リース会社はこのメーカー保証期間と保証走行距離を超えない範囲でプランを設定しています。

りょう

 メーカー保証を超えるとリース会社で負担する修理コストが増加するため、リース契約期間内にメーカー保証が切れないように走行距離制限を設けているのです。

とはいえ、実際、月1,200km超走行するユーザーは全体のわずか4%程度とのデータもあり​

nissan.co.jp1,500kmの制限内であれば大多数の利用者が不自由なく収まる計算です。

「走行距離制限あり」を選択する場合の上限設定の考え方

走行距離制限ありプランを選ぶなら、あなたの利用状況に合った適切な月間走行距離の上限を設定することが重要です。無理のない上限を設定しておけば、追加料金の心配なく家族とのドライブも安心して楽しめますし、予算に収まる範囲でカーライフを快適に送ることができます。ここでは月間500km1000km1500kmという代表的な上限値を例に、どのような利用ペースならその上限内に収まるか計算してみましょう。

月間500kmの場合

500kmを30日で割ると1日あたり約16~17kmの走行ペースです。

週末中心の利用で、週に1~2回近場に買い物やお出かけをする程度であれば500km/月に収まるケースが多いでしょう。

たとえば「週末に片道20kmの実家に往復する」という使い方(往復40km×週4回程度=月160km程度)なら余裕があります。SOMPOで乗ーるのように月500kmという低走行距離プランを選べるサービスでは、このようにたまにしか車を使わないライトユーザー向けに月額料金をぐっと抑えることが可能です。

月間1000kmの場合

1日あたり約33km走れる計算で、平日に通勤や送迎で毎日使っても上限に近づきます。

具体例として「平日週5日、1日あたり往復30kmの通勤を20日間行うと月600km」です。これに週末の買い物やドライブが加わっても1,000km以内に収まるケースが多いでしょう。

SOMPOで乗ーるではデフォルトで月1,000kmプランが用意されており、日常的に車を使う方はまずこの標準的なプランを検討できます。

月1000kmは平均的な使い方にフィットしやすく、予算と走行可能距離のバランスがとれた上限値と言えます。

月間1500kmの場合

1日あたり約50km走行できる計算で、通勤・送迎に加えて月に数回のロングドライブをしても届くかどうかという余裕ある上限です。

たとえば「週5日通勤で月800km+月1回片道200kmの遠出を往復する(400km)」といった使い方でも合計1,200km程度となり、1,500kmの範囲内に収まります。

定額カルモくんでは月間走行距離制限を1,500kmに設定しており、これは業界でもゆとりのある水準です。

毎日車を使う方でも1,500kmあれば走行距離を気にせずほぼストレスフリーに利用できるでしょう。

さらに定額カルモくんでは契約期間7年以上走行距離無制限になりますので、長期契約を予定している場合は実質的に距離を全く気にしなくて済みます。

このように、自身の月間走行距離のパターンをシミュレーションして上限値を選ぶことが大切です。ポイントは、想定より少し余裕を持った距離を上限に設定することです。月500~600km程度の利用見込みでも、急な遠出や予定外のドライブがあるかもしれません。そんなとき上限ギリギリだと不安になってしまいますが、最初から1,000kmに設定しておけば多少の余裕を持って安心して運転できます。同様に普段は1,000km前後でも、「もしものために1,500kmにしておく」といった選び方も安心・安全なカーライフのための保険と言えるでしょう。

定額カルモくんSOMPOで乗ーるなど各社サービスによって選べる走行距離プランは異なりますが、最近では幅広い選択肢が用意されています。

SOMPOで乗ーるは公式サイトのシミュレーション上で500km刻みで500~3,000km/月まで選択できるなど、自分のライフスタイルに合わせて細かく走行距離を設定可能です。一方の定額カルモくん基本プランで1,500km/月とゆとりがあり、7年以上の長期契約で走行距離無制限にもできるため、走行距離を気にせず使いたい方にも対応しています。

それぞれ料金体系や契約条件が異なるため、自分の使い方に合ったサービス・プランを選ぶことが大切です。

まとめ

車のサブスクにおける走行距離制限のあり・なしについて、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説してきました。走行距離無制限プランは距離を気にせず乗れる安心感が魅力で、長距離を走る方や毎日車を使う方には心強い選択肢です。一方で走行距離制限ありプランは月間走行距離に上限がある分、料金が割安になりやすく、自分の利用範囲が把握できていれば予算に無理のない最適なカーライフを実現できます。

大切なのは、自身の月々の走行距離を事前にシミュレーションし、ライフスタイルに合ったプランを選ぶことです。通勤や買い物中心であれば標準的な1,000kmプランで十分かもしれませんし、週末のレジャーを充実させたいなら1,500kmプランや無制限プランという選択もあります。走行距離制限とうまく付き合えば、追加料金の心配に悩まされることなく、家族とのドライブも含めて安心してマイカーを楽しむことができます。

最後に、実際にプランを選ぶ際は各社のサービス特徴も比較してみましょう。たとえば「定額カルモくん」や「SOMPOで乗ーる」では、走行距離や契約年数、メンテナンスオプションなど様々なプランが用意されています。

今回紹介した選定基準

  • 選定基準①契約期間】その車に7年以上乗るか?
  • 選定基準②:【走行距離】月に1500km以上乗るか?

公式サイトのシミュレーションなども活用しながら、この2つの基準をもとに最適なプランを選びましょう! あなたにピッタリのプランで、安心・快適なカーライフを始めてみてください。

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りょう
はじめまして、りょうです! 当ブログの信念は『車の維持費や購入費の悩みを解消し、一人でも多くの方が自由で快適なライフスタイルを手に入れられるようサポートすること』です。 この思いを胸に、私は“車のサブスク”に関する情報を発信しています。 特に地方では「一家に一台」が当たり前となり、今や一人一台の時代へ。生活に欠かせない車だからこそ、所有するためのコストが家計を圧迫してしまうケースも少なくありません。 一方で、近年では「車は買う」から「利用する」へと時代がシフトし、カーリース(サブスク)も個人で気軽に利用できる選択肢として注目を集めています。 初期費用のハードルを低くし、維持費をまとめて管理できる車のサブスクなら、あなたの生活をもっと自由にできるかもしれません。 実は、このライフスタイル革命を起こすのに必要なのは「正しい情報」と「少しの行動力」だけ。 当ブログでは、車のサブスクの仕組みから活用ノウハウ、最新の動向までをわかりやすく解説し、あなたが最適な選択をするお手伝いをします。 まずは興味を持った記事からじっくり読み進めてみてください。 きっと新しいカーライフの可能性に気づいていただけるはずです。一緒に、より自由でストレスフリーな毎日を目指しましょう!