大学生が車を持っている割合はどのくらいいるのかな？
大学生のお子さんから「車が欲しい」と相談されて、迷っていませんか？
特に地方では通学や生活に必要かもしれないけれど、安全面や経済的負担も心配ですよね。
この記事では、大学生の実際の車の所有率をデータで紹介しています。親としてどう判断すべきかのポイントも解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
- 地方大学生の車所有率や必要性は都市部と比べてどうなのか、データを基に確認
- 大学生が車を持つメリット・デメリット
- 安全面や経済的負担を考慮して、親の不安を解消できる
地方大学生の車所有率：最新データと傾向
全国的に見ると、大学生本人が自分名義の車を持っている割合はかなり低めです。
まず、全国で車を持っている割合はどのくらいいるのでしょうか？運転免許取得率から見ていきましょう。
２０歳の運転免許取得率から車の必要性を探る
マイナビ学生の窓口によれば、高校時代から大学1年の間に取得した人は、74.9%です。
大学1年で免許を取得する割合が多い理由は以下の３つだと考えられます。
- 大学1年生は比較的授業が少なく、教習所に通いやすい
- 教習所では大学生向けの学割や春・夏のキャンペーン割引が用意されていることが多い
- 将来に備えて早めに取っておきたいから
将来の運転免許の必要性を考慮して、大学1年の終わりまでに免許を取る人が多いです。
免許を取得すると、当然のことながら自分の車が欲しくなりますよね。あなたのお子さんが車を欲しがるのもこのタイミングではないでしょうか？
大学生が車を持っている割合
株式会社ガロアの調査結果「大学生のガソリン節約事情や車の所持に関するアンケート調査【ガクセイ協賛】」では、下の図の通り学生の多くは親の車を使用していることがわかります。
運転する車は誰が所持しているのか
引用：株式会社ガロアの調査
つまり、大学生が自力でマイカーを持つケースはごく少数なのです。
とはいえ、学校に車で通う生徒は地方の大学では多く見られます。その多くの車は親御さん名義の車ということですね。
地方と都市部で異なる車の必要性
都市部の大学生は、公共交通機関が発達しているため「車がなくても困らない」場合が多いです。電車やバスで大学や街へ行けますし、日常の買い物も徒歩や自転車で事足ります。
一方で地方の大学生はどのような状況なのか、見ていきます。
地方の大学生は状況が違う
地方では大学までの通学手段が限られています。自宅やアパートから大学キャンパスまで電車が通っていなかったり、バスの本数が極端に少ないケースも珍しくありません。
つまり、地方では車が生活インフラの一部になっているのです。大学生といえども必要に迫られて車を使う場面が多いのです。
また地方では、家族で車を共用することも一般的です。
たとえば、実家に普段使っていない車があれば、お子さんが家の車を使うといった感じです。
親戚から使わなくなった車を譲り受ける学生もいるようです。「免許を取ったから車を持つようになった」「親族にもらった」という声も聞かれます。
地方の大学に通うお子さんの場合、「周りもみんな車を持っているし、自分も欲しい」と考えるのは自然なことかもしれません。
次に、大学生が車を持つことの具体的なメリットとデメリットを整理してみましょう。
大学生が車を持つメリット
お子さんが地方の大学に通っている場合、車を持つことでどんなメリットがあるでしょうか？
親御さんの立場からも理解しておきたいポイントをいくつか挙げます。
行動範囲が広がる
車があれば移動手段の自由度が増し、電車やバスがない場所へも気軽に行けます。
大学周辺に買い物スポットや遊び場が少ない地方では、車で遠くのショッピングモールや友人宅、観光地に出かけることができるのは大きな利点です。
また、長期休暇の帰省でも車なら、家までダイレクトに帰ることができるので便利です。
僕は250km離れた下宿先まで娘を送り迎えしています。もしカーリースで娘に車を持たせれば、この送り迎えをしなくて済みます。
通学やアルバイトが便利
大学までの通学に車を使えれば天候に左右されず快適です。また重い教科書や荷物があっても安心です。
地方ではアルバイト先やインターンシップ先が車移動前提の場所にあることも多いです。車があれば通勤・通学時間の短縮になり、行動の選択肢が増えます。
友人との交流やレジャーが充実
自分の車があれば友達を乗せてドライブに行ったり、サークルの合宿や旅行に出かけたりといった楽しみも増えます。
地方の大学生にとって、車でみんなで遠出することは貴重な娯楽です。大学時代の思い出作りにも一役買ってくれるでしょう。
将来に向けた運転経験
学生のうちに運転に慣れておくと、卒業後に就職してからも安心です。
就職先によっては車で営業に行く、移動が必要というケースもあります。大学時代から乗っている方が安全運転の技量も身につきます。
親御さんにとっても、お子さんが社会人になる前に運転に慣れてくれた方が安心ですよね。
緊急時や家族の手助け
地方では急病や災害時に車があると対応しやすいこともあります。
たとえばアルバイト帰りが遅くなった時に自分で安全に帰宅できます。実家の用事でちょっと離れた場所までおつかいに行ったりと、車があることで家族を助ける場面もあります。
このように、車があることで得られる利便性や経験は非常に大きなものです。
特に、地方で過ごす大学4年間という限られた学生生活では、車があれば行動範囲が格段に広がり多くの経験が積めるでしょう。
「うちの子にも充実した学生生活を送ってほしい」と願う親御さんも多いでしょう。
もちろんデメリットもあります。どのような点か、詳しく見ていきましょう。
大学生が車を持つデメリットと親の懸念点
メリットがある一方で、お子さんに車を持たせる場合には、デメリットや注意すべき点もあります。
親御さんが特に心配されるポイントを中心に見てみましょう。
維持費など経済的負担が大きい
車を持つ以上、購入費用のほかにガソリン代、駐車場代、自動車保険料、税金（自動車税）、車検・メンテナンス代など様々なお金がかかります。
学生には十分な収入がないため、親御さんの援助に頼ることになるケースが多いでしょう。
実際、20歳前後の若者の多くが「車を所有する経済的な余裕がない」と感じています。
親としても、「仕送りや学費に加えて車の費用まで負担するのは正直厳しい…」という本音もありますよね。
事故や安全面の不安
若い初心者ドライバーはどうしても運転に不慣れで、事故のリスクが高くなりがちです。
親の目が届かない中、深夜の運転やスピードの出しすぎ、友達を乗せて気が大きくなるなど、運転の安全面に対する不安は尽きません。
また、万一事故を起こしてしまえば、相手への賠償や保険の手続きなど大きな責任を負うことになります。
親御さんとしては「事故だけは起こしてほしくない」というのが一番の心配でしょう。
駐車場所や大学の規則
車を持つなら駐車スペースの確保が必要です。
実家から通う場合は自宅の駐車場が使えますが、下宿先に駐車場がない場合は別途契約が必要です。
また大学によっては学内の駐車場利用に制限があったり、1・2年生の車通学を禁止している場合もあります。
違法駐車などをしてしまうと、近隣トラブルにつながる恐れもあります。
維持管理の手間
オイル交換やタイヤの空気圧点検など、車を安全に乗るためのメンテナンスを怠ると故障の原因になります。
「学生がそこまで気を配れるか不安…」という声を、僕の周りの大学生のを持つ親御さんからもよく聞きます。
特に中古車を購入した場合は故障リスクも高く、修理の手間や費用が発生しやすいです。
日頃から車の状態に気を配り、異変があれば対処する責任が伴います。
遊びに夢中になりすぎる可能性
車で行動範囲が広がるのはメリットですが、遊びに夢中になり勉強が疎かになっては本末転倒です。
自由に遠出できることで門限が遅くなったり、知らない土地へ出かけてしまうことへの不安もあるでしょう。
親の目が届かない分、自己管理ができるかどうかは注意が必要です。
以上のように、お子さんに車を持たせることについては、費用面でも安全面でも親御さんの不安が多いのも事実です。
「安全性」と「費用」という2大要素は、車を持たせるか悩む際に引っかかるポイントではないでしょうか。
では、そうした親御さんの不安を和らげつつ、地方で車が必要な場面に対処するにはどうしたらよいか見ていきましょう。
一つの解決策として、カーリースという方法があります。
カーリースが地方大学生に向いている理由
近年注目されているカーリースとは、車を購入せずに月々定額料金で車を借りるサービスです。
実は、このカーリースは地方大学生やその親御さんにとってメリットが多い選択肢なんです。
その理由を見てみましょう。
初期費用ゼロで始められる
車を買うとなると何十万円もの頭金や一括払いが必要なのが一般的です。でもカーリースなら契約時の初期費用はほとんどかかりません。
月々の定額料金を支払うだけで新車や中古車に乗れるため、親として大きな出費を一度にする負担が減ります。
学生本人に貯金がなくても始めやすい点は魅力ですね。
月額料金に維持費が含まれ安心
カーリースのプランには、車検代や自動車税、メンテナンス費用など、車の維持費が込みになっているものが多いです。
つまり、毎月決まった金額さえ払えば突発的な出費が少なく、家計の管理がしやすくなります。ガソリン代と任意保険料以外は定額にできるので、「今月は車の税金で出費が痛い…」といった心配も軽減されます。
僕のおすすめしているカーリース「SOMPOで乗ーる」なら任意保険も月額料金に含めることができます。
新しい安全な車に乗れる
リース契約中は比較的新しい車種に乗れることが多く、古い中古車より安全性能の高い車を選べます。
自動緊急ブレーキ（AEB）や車線維持支援システム（LKA）など最新機能が充実した車に乗れるのは、親としても安心材料ではないでしょうか。
補足説明：車の安全機能の搭載は車種により異なりますので、車を買う前によく調べる必要があります。
新しい車なので故障のリスクも低く、万一不調があってもリース会社のサポートを受けられる場合が多いです。
利用期間を柔軟に設定できる
お子さんが大学を卒業するまでの期間だけリース契約を結び、卒業と同時に返却するといった柔軟な利用が可能です。
たとえば「大学4年間だけ車が必要」という場合に4年リースを組めば、卒業後に就職先が都市部で車不要になっても、返却するだけで手続きが済むのは便利です。
買ってしまった場合は売却する手間がありますが、リースならその心配はありません。
親の負担・不安を減らせる
リース契約なら契約者を親名義にして支払いを親御さんの口座から行うこともできます。
月額費用も奨学金や仕送りと合わせて計画的に支援しやすいのもメリットです。
車両管理もリース会社任せの部分が多いため、「メンテナンスを怠ってボロボロにしてしまうのでは」といった不安も和らぎます。
リース会社によってはロードサービスや保険の相談窓口があるところもあります。万一の際も安心してサポートを受けられます。
以上のように、カーリースは地方で車が必要な大学生にとって手軽で安心な選択肢です。親御さんにとっても、経済的・心理的な負担を軽減できるという大きなメリットがあります。
親がカーリースをサポートする方法
では、実際にお子さんにカーリースを利用させる場合、親としてどのようにサポートできるでしょうか。
契約手続きを親が行う
大学生本人が未成年の場合や収入が安定しない場合、カーリースの契約者は親御さん名義で行うのが一般的です。
親が契約者となり「お子さんが運転者」という形でリース契約を結べば、審査も通りやすくなります。
契約内容や約款の確認も含め、親がしっかり目を通してあげると安心です。
支払いを支援する
リース料金の支払いも、親御さんが管理してあげると良いでしょう。
口座引き落とし先を親名義にしたり、奨学金・仕送りの範囲で月々のリース代を負担してあげたりと、家庭の経済状況に応じてサポートします。
全額を親が出す場合もあれば、一部を学生のアルバイト代で負担させるなど、無理のないプランを家族で話し合うといいですね。
車種選びやプラン設計に助言する
学生にとって扱いやすく安全な車種を一緒に選んであげましょう。燃費が良くコンパクトな車や、安全装備が充実した新しめの車がおすすめです。親の視点で「この車は維持費が高そう」「このプランなら走行距離制限が足りるかも」といったアドバイスをすることで、より適切なリース契約ができます。
保険や安全運転のフォロー
カーリースの場合でも、任意保険への加入は別途必要です。
大学生などの若者の事故率は高いため、任意保険料は高くなりがちですが、事故に遭ってしまってからでは手遅れです。
親子で保険の内容を一緒に確認し、保険の適用範囲を理解しておきましょう。
なお、車両保険を追加しておけば、万一車をぶつけてしまった際の補償を手厚くできます。どのプランに加入するかは、保険会社の窓口で相談して決めることをおすすめします。
契約終了時の手続きサポート
リース期間が終わったら車を返却する手続きがあります。
傷や汚れがひどいと追加料金が発生する場合もあるため、日頃から綺麗に使うよう見守りましょう。
返却時の手続きについても、親御さんが一緒に対応してあげるとスムーズです。
親御さんの関与があることで、大学生のお子さんも安心してカーリースを利用できます。
「契約やお金のことは親にサポートしてもらって、その分運転や日常の管理は自分で責任を持つ」——そんな役割分担で進めると良いでしょう。
僕がおすすめするカーリースは下の記事「SOMPOで乗ーるで維持費の悩みを解決」にまとめていますので参考にしてみてください。
まとめ
地方の大学に通う学生にとって、車は生活を充実させる心強い味方です。
地方では学生の車利用が多い傾向があり、行動範囲を広げ充実した大学生活を送る上で車の存在は欠かせない場合もあります。
一方で、一方で、「安全性」と「費用」について、親御さんは大きな不安を抱えています。
その際、カーリースという選択肢は親子双方にとって妥協点になり得ます。
初期費用を抑えつつ安全な車を確保でき、必要な期間だけ利用できるカーリースは、地方で車が必要な大学生にピッタリの解決策かもしれません。
親御さんがサポートしながらリースを活用すれば、お子さんの大学生活を応援しつつ不安も軽減できるでしょう。
最後に、親御さんとお子さんのコミュニケーションも大切です。「どうして車が必要なのか」「費用はどう工面するか」「安全に乗る自信はあるか」など、じっくり話し合ってください。
家族みんなが納得できる形で車と向き合えるといいですね。
お子さんの成長と充実した学生生活を願う気持ちを大切に、ぜひ最適な選択を見つけてください。
↓↓↓カーリースの基礎知識を学ぶにはまずこちらの記事がおすすめです。
【重要】車の維持費で後悔しないために必ずみてもらいたい記事です。
